最近、大手の探偵社が数億円の負債を抱え破産宣告を行ったことがネットニュースで流れていましたが、年間数億円の売り上げがあり儲かっているように私には見えていたのでこのニュースを知ったときにはビックリしました。
看板が多数有り、電車内にポスターが一面に張ってあるそんな誰もが知っている探偵社でした。探偵を行っている私なのでよくわかるのですが、調査をしてその利益は宣伝費という大きな経費に飲み込まれてしまう。ご依頼人には、探偵が高額で儲かっているイメージをお持ちの方が多いですが、実は利益は宣伝費でなくなってしまっている探偵社が実は少なくないのです。
何故宣伝広告費は高額なのか?
そもそも広告を打たないで集客できるなら広告費をかける必要はないですよね。しかし、どんな商売であってもお店をオープン、そのお店を知っているとなるまでに何年かかるかなんてことは誰にも予想できませんよね。経営者に知り合いが多く、口コミで広がり、お客さんが途切れないお店、それは誰しもが理想ですがほぼあり得ません。芸能人のお店とかならあるかも知れませんが…口コミで広がりお客さんが絶えないお店は何十年もその場所にお店を構えているから認知されているのです。下手したら数十年ではなく、数百年かも知れません。オープン仕立てで、誰からも認知されていない、お客が来ない、「そうだ宣伝しよう」という答えにいきつきます。これは間違いではなく理にかなっています。誰しもこのような状況に陥ったらその考えにいきつくのではないでしょうか?そんなときお店に電話がなり、広告代理店から電話がきたらベストタイミングですから契約してしまう可能性も高いといえます。宣伝費は高額なのは、経営者が広告を打たないと利益が上げれないという商売の鉄則心理に上手くアプローチしている職種だからこそ宣伝費は高額で良いとなります。利益が出ているなら、広告は打たないという選択肢もあります。しかし、利益が出てくると宣伝をすれば、もっと利益を上げれると思ってしまうのも経営者の考えといえます。宣伝=利益増と考えてしまうのです。
上記の計算式が間違っていると気がつく経営者の多くは、一度は宣伝したが広告費を支払ったぶん以上の利益が得られなかった方がほとんどです。宣伝費のかけ方としては、どのような宣伝方法があるのかを知る、次にその中でどの宣伝方法が費用対効果の強いものかを見極める、期間を決めどれぐらいの利益があれば継続してどれぐらいの利益なら止めるのかを決めます、その後宣伝を実行します。
株と同様で、購入前に買うタイミングや売るタイミングの値段を決めておかなくてはなりません。損するのが怖くてドンドン値減りする株を保有してしまう塩漬け株のようになる方法での宣伝広告費のかけ方をしていてはお店の利益は望めないでしょう。
もし、自営業を行っており利益を上げれないでいる方は違うアプローチが必要であると考えます。解決方法がわからずにいる方は、仙台けやき探偵事務所にご相談ください。