一般の方にほとんど知られていないことは、数ある探偵や興信所では車両代や燃料費をご依頼人に負担してもらっています。負担してもらっていない探偵社は非常に少ないのがこの業種です。

何故かといえば、尾行する際に何キロ追いかけるのかは対象者の走行距離によるため、実際には調査を終了した後じゃないと分かりません。
そのため、後日燃料費を請求する訳です。長距離であればあるほど燃料費をもらわないことで利益が減るためです。探偵事務所の近隣にあるガソリンスタンドで燃料を満タンにし現場へ調査終了後に同じガソリンスタンドで満タンにし、その差額を負担してもらうことが一般的です。

但し、探偵社が使用する車によって燃費の良い車種なのかによりお支払いする額も変わります。
レンタカーを借りた際と同様ですから、イメージしやすいと思います。

ここまでは大まかに燃料費のお話しですが、車両代というのも存在します。

車両代とは1日車を使用すると5000円〜10000円の経費をご依頼者にご負担いただくことを指します。

探偵業務で車を使用すると想像以上に走行距離が上がり、タイヤ代、オイル交換代、車の消耗も激しくなるものです。

仮に、ハイブリッドカーを250万円〜300万円で購入したとします。年間25000㎞走行し、頑張ってボロボロになり20万㎞まで持たせたとして、僅か8年しか持ちません。300万円÷8年=375000円が年間の車両代が探偵社の負担となるのです。この他に、上記で述べたこと以外に自動車税や車検代(2年置き)も発生しますし、10万㎞で車が故障することも考えられます。細かくいえば、バッテリーやブレーキパッドなども上げられますがお車をお持ちの方なら思った以上に維持費は掛かることをご存知でしょう。

長期に渡り同じ車種で尾行を繰り返すことは、対象者に気づかれてしまう可能性が増します。

そのため、車両も何台か必要となりますし、車両を駐車するため当然駐車場代も支払わなくてはならないのです。

よくある探偵会社とのトラブルは、調査費用は30万円と言われ契約したのに、調査終了時に経費が30万円掛かったため再度請求されるケースです。

私はこの様な契約を結んだことがないので分かりませんが、下記のどちらかに当てはまると思われます。

1、面談員がご相談者に伝えていないが契約書には記載してある。

この場合は、故意に面談員が伝えなかったのか、それとも伝え忘れていたのかは分かり兼ねますので抜粋いたします。

2、説明したがご相談者が理解していなかった。

説明したしないに関わらず、悩みを解決したくて探偵や興信所に依頼するため、更に費用のことで悩ませるのは決してあってはいけないことですし、理解しにくい契約の取り方に問題があると考えます。

要するに探偵側が悪いとしかいいようがないです。

もし、燃料費や車両代を取っていない探偵社の場合は、最初から調査費用を多めにいただいているところもあります。しっかり組み込まれています。

消費税で例えると内税を起用している飲食店は多くありますのでイメージが湧くでしょう。

さて、仙台けやき探偵事務所では、車両代や燃費費はいただいていないためブログタイトル通りの厳しい内容となっております。

経費としていただいているのは、対象者を追いかけるために発生した、高速代、100円パーキング料金、公共料金、です。

対象者が車で長距離を走行した場合は、利益が減るシステムとなっております。そのためできることなら、対象者には長距離を走らないでもらいたいと祈るばかりです。正直、ガソリン高いですからね‥